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中古車から超ショートに生まれ変わって2年が経ち初めての車検。この2年で15,000Kmほど走行し総走行距離は42,000Km。走行は少ないが経歴不明な所もあるので今回はしっかりとメンテナンスをしておきたい。

車検でやっておきたい作業
  • エンジンオイル交換
  • オイルフィルター交換
  • ATF交換
  • デフオイル交換
  • ブレーキオイル交換
  • ワイパーゴム交換
  • LLC強化剤
  • ベルト全数交換
  • タイヤローテーション
  • シャシブラック塗装
  • その他
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車検作業は通常なら後輩に任せるのだが何だか申し訳ないので今回は時間外を利用し自分で作業させてもらう事にした。休日に自分でするからといっても決して費用がお得というわけではない。残念ながらうちはそういうシステムである。

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まずは仕事終わりに車両底周りの洗浄。乾燥に時間がかかるので翌朝から作業する

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翌朝の筆者は超ひさしぶりの現場。ちょっとドキドキ。

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タイヤを外しリヤブレーキの分解

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外したリヤハブベアリング(アウター側)

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どっしり重いドラムを外してエアガンでブレーキシューを清掃。ここではドラム内にデフオイルが漏れてないか?ホイールシリンダーからブレーキオイルが漏れていないか?稼働は良好か?を点検。

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リヤブレーキシュー厚みは左右輪4枚とも6.0㎜。リベット穴で計測するのが一般的。ほとんど減らないので筆者の使い方ならこのさき交換はなさそう。写真奥側シュー可動部(バックプレート)にグリスしておくとキコキコ音の対策になるのでしておいた。

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清掃前のドラムはこんな感じ。いちばんフチの部分を40番のペーパーで汚れ・錆びをかるく落としておけば組み付けが楽になる。バリ落としみたいなものかな。何ごとも清掃がキホン。

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ハブベアリングは専用工具でグリス注入。グリスが少ないと焼け付きや最悪の場合タイヤの外れ・火災などを招くこともある。筆者が若い頃、年配の職人(整備士)さんが手のひらを器用に使いグリスを入れていたが見よう見まねで出来るものではなかった。

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リヤブレーキの点検を終えたので組み付け作業。余分なグリスは拭き取っておく。

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左右組み上がったらリヤブレーキの隙間調整。ブレーキの踏みしろ(効きはじめ)が多少改善できるところだ。筆者はタイヤを装着した方が調整しやすいが今回はタイヤ無しで挑戦。やり方は裏側の目クラのゴムを外してマイナスでカチカチとギヤをまわして行う。一輪に2箇所あるので合計4箇所。ここは説明が面倒なので省略するがかなりコツがいるので熟練が必要。むかしはここで整備士の腕が試されたという説があるらしい。そう聞いたので筆者はやみに好きな作業だ。


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お次はフロンドディスクブレーキの点検。

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言うまでもなくリヤドラムブレーキとは構造が違うがフロントはディスクキャリパーを外して点検する。キャリパーの動きは良いか?キャリパーピストンの動きは正常か?ブレーキパッドの摩耗・偏摩耗はないか?ブレーキローターに異常はないか?などなど。

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ブレーキパッドは12ミリ。重量級でもほとんど減ってない。やはり排気ブレーキの恩恵?

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ちょっとゴニョゴニョする

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湿気が高い日の発進時にキーキー音がすることがあるのでついでに鳴き止め処理を施した。グラインダーでパッドの角を少し落としておけば結構な効果がある。

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だらしなく垂れているがブレーキパッドとキャリパーの接面にグリスをしておくのもポイント


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タイヤの点検。筆者は万年スタッドレスタイヤだが新品から2年約15,000Km走って前輪11ミリ・後輪12ミリ。こちもほとんど減ってないので摩耗よりさきにゴム劣化で寿命を迎えそう。さてあと何年使えるか。

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リヤタイヤに至ってはまだ新品の髭・ギザギザが残っている。ゴムもまだ柔らかい。とりあえず右後内→左前、左後内→右前、前輪タイヤは後輪右側に寄せてローテーション。タイヤの回転方向を逆にしておくのとリヤは同等のものに揃えておくのが経済的。

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デフオイルの交換。どうしようか迷ったが意外に変色があったので交換して良かった。

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特大のアンダーカバーを外して

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エンジン下部の点検。オイル漏れ・にじみ一切なし!

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エアクリ清掃

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エアコンのベルトの異音は前回の調整で改善しているが取替は意外に簡単なのでこの際交換しておく。ファンベルトもクーラーベルトもWがけで合計4本。

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新品ベルトと取り外したベルト。内側が細く摩耗しているのが分かるだろうか。。

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交換完了。作業はすべて車両下からできるので有り難い。新品はややキツめに張るのがよい。

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エンジンオイルの抜き取りとオイルフィターの交換。オイル注入は明日(次記事で)

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気になっていたのはコイツ。燃料フィルター。

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燃料フィルターの交換は地味ながら効果がある(らしい)。怖いのは燃料凍結だ。キャブコン乗りK氏が10万キロで初回交換し走りが軽くなったと喜んでいたのも記憶に新しい。燃料の流動性が向上したのか?それとも気持ちの問題なのかは謎のまま。。。

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交換完了。エア抜きはエンジン側に送る配管を抜いて上部にある手動ポンプでシュコシュコと漕ぐ。10回ほど漕いで配管から燃料が飛び出せばエア抜き完了。

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プロペラシャフトのグリスアップとガタの点検。シャフトのグリス注入部は5箇所あった。

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グリスを怠るとユニバーサルジョイントのベアリングにガタが生じやすい。ガタがあると最悪の場合シャフトが外れてしまう。あまり知られてないが走行中外れたシャフトが暴れまわり燃料タンクに穴を開けて車両火災っていうFR車の事故が意外に多いこと。コースター・リエッセ2の燃料タンクは最後部にあり干渉しないがそれでも配管がいろいろあるのでタダでは済まないと思う。

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フロントサスペンション周りも意外にグリス注入部が多い。ロアボールジョイントやアッパーボールジョイントなど左右全部で8箇所。あとステアリング周り(たしかピットマンアームっていったけな?)に2箇所。これらほとんどはグリスニップルが何故か無くて困ったがアッパーアーム奥側にあるニップルを一時的に仮り必要箇所に装着して注入した。俺天才かもしれない。

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フロントハブの裏側にあるナックルストッパーもグリスを塗布しておくと良い。ハンドルをいっぱいに切ったときにゴツンとあたるストッパーにはプラ製のキャップがついているがこれも安いので交換しておくと良い。旋回時の嫌な異音はここの可能性が高い。と言いつつ筆者は部品の取り寄せを忘れていたが。。。左側のキャップは案の定破損していたので後日交換する。

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ブレーキオイルの交換

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タンクは運転席ピラー下側にある。残念ながらブレーキオイルの交換はタンクのフタの形状が特殊で機械(チェンジャー)が使えなかったので昔ながらの交換方法。二人一組で声を掛け合ってする作業は懐かしいが今日は孤独に2役。オイルは1.5リットルほど使用した。


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車両下回りの作業はほとんど終了したのでこの日はシャシブラックで錆止め塗装でしめる。

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筆者はスキー場にいく機会がほとんどないが融雪剤を撒いた道を走ることはある。そのためか錆びがやや発生してきてるのが気になっていた。

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こってりと塗っていく

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何もかもこってりと。。。

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こってりんこ

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こってりんこはけっこう楽しい作業。。。

ってセンターブレーキの調整わすれとるやないかーい!

まぁそれは明日で。

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こってり塗れましたー



本日の作業はこれで終わり


やっぱ1日では無理だったので予備日の明日に続きをする


残った作業
  • エンジンオイル注入(添加剤つき)
  • ATF交換
  • LLC強化剤
  • ワイパーゴム交換
  • センターブレーキ調整
  • ほか車検作業


2日目につづく…