
(野を越え山越えやってきた尾鷲港にて)
焚き火キャンプをするはずが翌日が雨予報なのでくるま旅に変更。道の駅県内制覇を目論み2年前の紀伊半島沿岸の旅で取りこぼした県南の駅を巡るプラン。今回は超短バスでは通れないような峠道を走るためハイゼットカーゴで出動、そして初車中泊となる。

旅の全行程は約400Km。時計回りで紀伊山地を縦断して帰ってくる弾丸系。
行きは伊賀から美杉に、美杉から飯南、飯高から宮川ダムを経て海山へ、いずれも林道を抜けるルートが面白い。グネグネと細い山道でやたらと時間がかかるためあまり誰も使わない道。なにも急ぐ必要はない、どうせなら楽しんでと軽バンを走らせた。
一日目
- 自宅→尼ヶ岳登山口 →(林道)→ 美杉八知(県道39号)
- 道の駅美杉 →(林道)→ 道の駅茶倉駅(国道368号)
- 道の駅飯高駅 → 宮川ダム →(林道)→ 紀北町(県道603号)
- 道の駅海山 → 尾鷲港 → 道の駅きのくに(休館中)
- オークワ熊野店 → 道の駅 紀宝町ウミガメ公園(国道42号)
- 道の駅瀞峡街道・熊野川 → 道の駅 熊野・板屋九郎兵衛の里(ここで車中泊)
- 道の駅おくとろ → 道の駅 吉野路 上北山 → 道の駅 杉の湯川上(国道169号)
- 道の駅 宇陀路 大宇陀 → 道の駅 宇陀路室生 → 自宅(国道165号)
要点は抑えてるがいきあたりばったりで結果的にこういうルートになった。車中泊場所はおろか時計回りで行くのも当日朝に決めたくらいである。通過した道の駅を含めれば全部で13箇所。初来訪の道の駅は水色文字の8箇所。うち4箇所が三重県の駅。二日目は三重・和歌山・奈良の県境をうろうろし景色を楽しみながら4時間くらいで帰ってきた。

9:40 荷物を積み込み出発。馴染みのない軽バン車中泊。忘れ物はないだろうか。
思えばこのベッドキットも設置してから随分経つが今回がデビューである。高価だったゆえ、家内にグチグチ言われるのでコレを使う実績も重要なのだ。

まずは尼ヶ岳(別名 伊賀富士)登山口。行楽シーズンなので登山客の車あり。

バスは通れない難所の県道39号(通称 桜峠)をひた走り

10:20 美杉八知に抜けた(ファミマで飲料補給)
桜峠は対向車ゼロでなかなか幸先がよい。美杉まではいつも別ルートを通るがこの道ならば20分は短縮できる。どうにかしてバスでも通りたいが通れたとしても木の枝でルーフがベコベコになってしまう。

道の駅 美杉を通過し筆者いちおしのキャンプ場「清流の里ぬくみ」の前も通過。

美杉町から飯南町に抜ける国道368号(通称サロンパス)
筆者も恐らく初めて通る林道。こちらも対向できない道幅だがバックする羽目になっても軽なので気楽なものだ。対向車は10台ほどで行楽日和だからか意外に多かった。

11:15 道の駅 茶倉駅に到着
松阪市飯南町にある国道166号線沿いの休憩場。自宅からの直線距離は近いがアクセスが悪いというかこっち方面の用事がまずないのであえて訪れないといつまでも来れない駅だった。

展望台があるので歩いて登ってみた。天気も良く清々しくいい気分。茶畑が美しい。

展望台より駅舎を見下ろした写真

11:54 道の駅 飯高駅。

訪れにくかった県内の2つの駅を制覇できて満悦

櫛田川沿いの166号線をひたすら西へ走る
このまま走れば奈良の宇陀方面に抜ける事ができる。このあたりの人って松阪市街に行くより宇陀に行ったほうが近いのでは?なんて色々考えたり。遠くはないが初めて訪れる飯高町。たしか知人の出身地だったな。
畑仕事をする老夫婦のシルエット。古ぼけたトタン屋根。軒先に積み上げられた針葉樹の薪。苔の生えた瓦屋根。見知らぬ土地、人々の暮らしなど様々な思いを馳せながらひた走る。この感覚は久しくわずかに胸にささる。やっぱり筆者は性に合っている。ひとり旅が楽しい。

13:06 途中から脇道に入って大台町を経て宮川ダムにやってきた

小腹が空いたので遊覧船乗り場「やまよん食堂」で、

予定にない昼食はカレーうどん。いきあたりばったりの旅が旨い。
とは言ったもので、実際はこんな秘境の地で食堂があるとは思ってなかったので有り難い。お店の大将(船長と呼ばれてた)が店番をし奥さんが食堂を営んでいるよう。調べてみると近くには大杉谷林間キャンプ村もあり峡谷の遊覧や登山道口への連絡船など意外に手広い。なんでも大杉谷峡谷はあの富山の黒部峡谷に並ぶ日本3大峡谷のひとつなんだとか。
船長は気さくな方でなんと伊賀の出身だという。地元話に花が咲く。こんなところに、と言えば失礼なのかもしれないが普通に驚いてしまった。同じ三重県内なのに妙な話だが。

さて、ここから最難関予想の三重県道603号大杉谷海山線(通称 菅ノ峠?)である。
自然災害に脆い林道なのでもしかしたら既に通行止めかも?という懸念があったが船長に聞くと恐らく通れるだろうという話。良かったー。もし通行止めだったら引き返す迂回路はたぶん100キロくらいになってしまう。ほっと胸を撫で下ろした。
宮川ダムから紀北町R42号線に抜ける峠道は、2年前に再び開通したがなんと13年間ものあいだ通行止めとなっていた。まさに「開かずの県道」だった。偶然見つけたSNSがキッカケで筆者は一度走ってみたかった道である。今度いつ走れるか分からないレア道だ。

宮川ダムから紀北町R42までは約30Km。通行には約1時間を要する長い峠道。

景色の良いところは停めて撮影

かなりの険道と聞くが大丈夫か。一応ノコギリは倒木対策に持ってきてるが。

車窓から。大きな岩がごろごろある沢がすごい

だいぶ峠を登ってきたが、意外に普通の道?
いい意味で拍子外れ。対向できない箇所はあるがこれなら最初の美杉に抜ける桜峠の方がよっぽど険しい。やや盛りすぎた情報だったのかは分からないけど。といえども超ショートで抜けるのはやっぱり無理か。
13年間も通行止めだったので忘れられてしまったのか。
形跡はあるので日の利用者は居るのだろう。しかし驚くべきことに筆者が通行する1時間のあいだに対向車はなかった。二回言うがこの真っ昼間に「1時間も対向車がない」のである。

峠を越えるとあとはひたすら降りる道。木々の間から海が見えたので車を停める。

下り道は左方がずっと断崖になっており小石の落石がごろごろしている。雨天時はたしかに危なそうだ。落石が気持ち悪く一気に駆け下りてきたのでブレーキから焼けるような異臭が。たぶんローターが赤くなってたかもしれない。

下りきったところに透明度のすごい川が。銚子川?とも思ったがこれは隣の河川らしい。

1時間かけてようやく抜けてきた。国道42号線はもうすぐそこ。

15:00 道の駅 海山に到着。自宅を出発して5時間弱もかかってしまった。

15:20 急に思いついて尾鷲港に立ち寄る。頑張ったハイゼットカーゴの記念撮影。
後編につづく。。。


























久しぶりに見られてめっちゃうれしいレポートです!
さすがに、県道39号は走ってませんが;;
日帰りで、さらに潮岬経由したり若かったなぁと実感しました