注文から8ヶ月後に突然やってきたブツ。おじさんなら大好物であろう通称ビル足。
これで正真正銘シエラ購入記念の最終カスタムとなる。出荷までが永すぎてもうどうでもよくなってたが筆者はリフトアップをしない前提で純正形状のB6スタンダードを注文していた。まだ納車されてない時期で純正の足回りに不満も糞もないが当時の勢いというやつだ。さっそく仕事終わりにビル足の換装と少しだけ走行したファーストインプレッション。
シエラはリジットアクスル式なのでショック交換は極めて簡単。
何ならタイヤを外さず地上でも出来るらしいが筆者は職場の設備を駆使する。実家に寄る用事があるので2柱リフトでスピード重視。ついでにオイル交換も実施した。
まずはリヤ左から純正ダンパーを取り外す
数分でこの通り
純正との比較。まず定番カラーリングが所有感を高める。両手で縮めてみると明らかな減衰力の差があった。
製品はジムニーシエラの純正スプリング用として日本ビルシュタインテクニカルセンターで開発したもの。ラインナップはスタンダードとコンフォートで筆者も迷った覚えがあるが最終的にやや硬めのスタンダードを選んでいた。詳細はこのサイトとかで。
憧れのビル足が単純に素敵過ぎる件。
リヤの換装はあっという間だった。
続いてフロントの作業。こちらもタイヤは装着したまま作業できてしまう。
フロント上部はこのナットを緩める。モンキーで先を固定してひたすら緩めるべし。緩み止めがあるので板ラチェがあると時短になる。
取り付けは5ミリ六角レンチで固定しながら締め付ける。
いい感じ。
4輪とも完了!
所要時間は1時間くらいだが実際は仕事の電話に邪魔されてたので30分くらいかな。これくらいの作業なら自宅ガレージでも充分だけど休日はキャンプ行きたいしヤッてよかった。
ついでのオイル交換。新車7ヶ月でまだ4200Km。
さりげなくチラリズムしたい願望。
ちょっとだけ走行した感想は、、、一言で言えば「上品!」
他レビューを見ると硬すぎとかいうのがあり少し懸念してたが、主観は思ってた以上にしなやかで硬いっていう第一印象ではなかった。小さな振動を拾って気になるレビューもあったが筆者はとくに感じない。もしかすると純正より少し大きい215/70R16のオールテレーンタイヤでたまたま相性が良かったのかもしれない。良い意味で純正の乗り心地と差異はないが、言われてみるとワンランク上の上質な乗り味に変化したという感じだ。
ブレーキング時のフロントの沈み込みや悪路の左右の揺さぶりはかなり軽減しているように思う。特筆すべきは明らかなハンドリングの向上。ロール量が少なくなったので連続コーナーでも思った通りの素直なライン取りが気持ちよくついスピートを出してしまう。高速道路の安定性やトレーラー牽引時もどうなるか期待できそうだ。
結論的に明日から楽しくなると思わせる走りの変化に大満足である。
もう少し「デメリット要素があっても許容範囲内」と言うくらいの覚悟はあったのだが何もみつけられない。実際7ヶ月乗ってみて純正の足に不満はなかったので購入を後悔してたのも正直な話である。もちろんそれは支払いの問題。
急にB6が届いた時は複雑な心境であったがやはりビル足は期待を超える品質で心のどこかでホッとしている。変な言い回しであるがこれが本音。キャンセルしなくて良かった。
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後日追記
ビルシュタインB6スタンダードで山道をドライブしてきたのでレビュー
純正より硬くなったとはやはり感じない。もちろん筆者の主観であるが硬さは純正と変わらないように思う。コーナリングで発生するロールの初動も純正と変わりはないが強く負荷がかかった時に純正のような腰砕けがない点が大きな違い。純正の踏ん張り60%をいつまでも保持しているような感じが頼もしく進入速度を誤ってもコースアウトすることはなくなった。いつものコンビニまでの道で雑に運転すると横滑り防止装置が作動してしまう地点もB6に換装したことで作動しなくなった。
乗り心地についても良好。細かな振動も見事に消してくれている。また純正の時のつきあげるよな段差の挙動もなくなりどんな路面状況でも上品にこなしてくれる感じだ。ドラレコの衝撃検知録画も明らかに少なくなった。他には高速時の直進性も向上したように思うし横風の影響が受けにくくなったとも感じる。まぁ高い買い物なので値段相応でないと困るのだがハンドリングの楽しさが倍増する仕上がりには素直に「お見事」と言うしかない。
おわり