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夏だけど焚き火と鍋を堪能したいので日本屈指のキャンプ場へ。

猛暑の7月下旬。標高1,850mの胡桃島(くるみじま)キャンプ場は最低気温13℃と別世界。まさかもう秋? いや、まだ春なのかもしれないがここは筆者の知っている夏は来ない。

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避暑キャンプ遠征の虜になりそう。出発時。薪は多めに。

前回2泊したひるがの高原キャンプ場も良かった。実は前回も胡桃島キャンプ場で2連泊するつもりだったがソフトバンクの電波が微妙だという情報で変更した。さすがに家族をほったらかして連絡がとれないのはマズいということだった。
胡桃島キャンプ場は御嶽山のふもと。

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出発から約5時間。ようやくシラカバの群生するところまでやってきた。

行きは三重から中央道中津川ICで降りてひた走る長野ルート。帰りは岐阜高山周りの東海北陸道。

行きは下道が長く高速料金を稼げると勘違いしてたが意外に帰りの方が安く時間も早かった。でもドライブ好きなら中央道からの長野ルートの方が面白いかな(名古屋方面からアクセスする場合)。

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そして御嶽も目前に。あと少しだ。

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チャオ御嶽スノーリゾートの跡地に立ち寄る。これはお約束らしい。

むかしスノボに夢中になってた時に4回くらい来た。当時はオープンしたてだったので女子を誘うならココという鉄板の場。懐かしさがこみ上げるも駐車場は荒れており少し寂しい気分に。

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チャオの第二駐車場跡で記念撮影


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5分ほどで胡桃島キャンプ場に到着

入り口には豪盛なコテージが立ち並ぶ。ここはぜひ家族で泊まってみたい。今更もうファミリーキャンプは面倒くさくコテージ泊に興味をそそられる。でも人気だから無理かなー。妄想。

無事に受付を済まし車に乗り込むと、

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なっ! 20℃って。。

14時でまさかの20℃。名古屋を通過した時は34℃だったのに。。。

胡桃島キャンプ場は日本で2番目に標高が高いと言われる秘境。それを言うなら登山のテン場もあるが車で来るキャンプとは土俵が違う。

個人的に高標高といえば日本一高い場所にある「道の駅 美ヶ原高原」を思い出す。あの時も感動したけど今日もすごい。

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入り口から林道抜けてキャンプ場内に入る

林道は狭くガタガタで場内はぬかるみもある。サイトの駐車場も小さめなので超ショートで進入するのは辛いかな。今日はジムニーシエラなので得意分野だ。

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テントサイトは59区画あってデッキ付き。林間メインだが中央には広場サイトもある。

自然のままの森の中って感じが凄く良い。サイトは大小様々あり混雑時はサイトを予め決められているが今日は日曜泊で客が少なくどこを選んでもOKとのこと。翌日のチェックアウトも自由で良いと言ってくれた(通常12時)。

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さんざん歩き回った挙げ句ようやくサイトを決める

この日は6組くらい。筆者は例の如く人目のつかないサイトをゲット。というか、いつのまにか人目を避ける事に固執する。繁忙期のキャンプ場はもう行けないな。

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まずデッキにドマドームライト2を設営。自立型テントはやっぱり楽だ。

ウッドデッキ付きは初めて。要否についていうと大きなシェルターテントは張れないので側方に張ることになるがこのデッキが致命的に邪魔になる、せっかくの大自然なのにテント場が強制的に決められる、などとあまり良い印象はなかった。

最初は要らないなどと思ってたが森の中ということで湿度が高く地面もゆるめ。水平は確保しづらく山間部ということで突然の雨もある。実用的にアリだなと。

実際ソロテントならスペースは余るし何よりこのあとの予期せぬ大惨事で身を持ってデッキの有り難みを知ることになった。

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テントの向かい側に青空設営。今日は天気が良いのでタープは使わない。

寛ぎ用のDDハンモックを張って星空を見ながら焚き火をする狙いであるが。。。

あ、そうそう今回のテーマは、

  1. 標高1850mで徹底的に涼む
  2. 夏だけど焚き火で暖まる
  3. ラーメン鍋をつくる
  4. タープ無し星空ハンモック
  5. ドマドームでテント泊
  6. 購入したストームクッカーを使う
  7. 購入した小型ラジオで暇つぶす

などなど色々あるが、肝となるのは「真夏なのに」ということ。夏の焚き火はもはや罰ゲームというほど過酷だが上空の別世界ではこれらができる。

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本日の主役はユニフレームの焚き火鍋18cm。厚めのステンレス製で木蓋がなにせシブい。

同社6インチダッチよりも大きいが店頭で購入の決め手になったのは手にとったその軽さ。一人鍋ができるクッカーはすでに数多くあり正直必要性は無い。しかし筆者の秋冬キャンプでは鍋率が非常に高く雰囲気を重視してもいい。自宅IHも使えるので持ってても良いかなという言い訳。


ユニフレーム(UNIFLAME) 焚き火鍋18cm 659984
ユニフレーム(UNIFLAME) 焚き火鍋18cm 659984
ユニフレーム-UNIFLAME






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焚き火鍋を吊るしてみる。まさに日本人好み。

木と木にパラコードを括り付けそこから別のパラコードで吊るす。高さ調整も自由自在で火加減・保温もバッチリ。トライポッドや焚き火ハンガーがなくても条件が整えばロープのみでOK。吊るす手法はこの動画を参考にした。



筆者が夕餉の支度をしてると、、、


「ぽつん、ぽつん」と薄くなった頭皮の雨センサーが反応。


「あ、ヤバい」と思った次の瞬間!


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とんでもない豪雨に!!!!

辺りは地面からはね返るすごい水しぶき。至るところに臨時の沢が出現した。山の天気は変わりやすいというがほんの数十秒でこんなことになるとは。

筆者は大慌てで車からレインウェアを手にとりDDタープの収納袋を破るように取り出す。むろん豪雨の中でタープを張る余裕はなく荷物に被せるだけで精一杯。するとタープをつたう大量の雨水が見事に焚き火台にヒット。

「た、たた、焚き火がー!、おれのーたきびー!!!」


完全に鎮火した。。。



おわり。










ではないが、そんな気分だった。帰ろうかと思った。

タープを被せた時はすでに手遅れで荷物の75%はびしょ濡れ。筆者もパンツまでびしょびしょ。やっぱりウェアだけでなくレインパンツも履くべきだった。これが山の洗礼というやつか。


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めげずに固形燃料30gで放ったらかし炊飯。こうなれば意地である。

関連記事 山クッカー自動炊飯の覚書


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焚き火は完全に消えたのでトランギアのストームクッカーでラーメン鍋を続ける


trangia(トランギア) ストームクッカーS ブラックバージョン TR-37-5UL


アルコールストーブは2つ目。これも必要か審議だがガスバーナーは便利だけど味気ない。

そこで歴史あるトランギアのアルコールクッカーセットに目をつけた。わりと大袈裟なセットだがこれが玄人っぽくてなかなかだ。

1950年代からほとんど形を変えないところとかオッサン心をくすぐる。今まで知らなかったくせに。

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気温は17℃。レインウェアを着たままなので寒くはないが焚き火が恋しい。




筆者のはわりとお手頃で買えるミズノのベルグテックEX。ほんとはモンベルのが欲しいが仕事用としてシエラに常備してるのはこちら。そんなに蒸れないし良い商品。


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雨水がたっぷり入ったラーメン鍋が完成した

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放ったらかし炊飯も大成功。お焦げなし。

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ストームクッカーで明太子を炙り

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こうする

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デザートはスーパーのフルーツ盛り合わせにスプレーホイップをたっぷり。これが美味い。

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あれだけの豪雨で無事に寝床を確保できたのはウッドデッキのおかげか

ドマドームテント自体は豪雨に耐えるがやはり足元が水浸しだとさすがに安眠はできない。車中泊することにならなかっただけだいぶマシだ。




パンツまでびしょびしょなので下着を着替えた。活躍したのはこの圧縮袋。

キャンプに行く時は帰りに温泉に行くかもしれないので常にお着替えセットを圧縮している。その小ささで邪魔になることは一切ない。一泊ではあまり出番はないが持っていてこんなに良かった事はない。

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小雨が降り続く。少し肌寒いので完全に鎮火した焚き火を復活させる

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ラジオに耳を傾けしばしハンモックに揺れるひととき

星空ハンモックはできなかったがこれもよし。ソフトバンクはかすかに電波を拾ってるがスマホは使い物にならない。このご時世これもある意味新鮮。









AMラジオを聞くのも久しい。野営する人が熊よけに小型ラジオを使ってるのをみて欲しくなった。

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気がつけば馴染みのスタイル

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想定外に活躍したストームクッカーは燃料不足のためお役御免。まぁ筆者が足を引っ掛けてアルコールをぶちまけたのが原因なのだが。

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せっかく吊紐を設置したので山ケトルをつるして珈琲をいれる

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焚き火の心地よさ。下界も早く秋になればいいのに。と。





このファイントラックのカミノパンツがすこぶる良いので紹介。

雨でびしょびしょになったノースのアルパインライトパンツも驚異的に乾いたが総合面でカミノパンツの方が圧倒的に好き。軽くて履き心地よくそのままパジャマにしてもOK。まるで履いてないような履き心地とレビューがあるがまさにそれ。ただし焚き火には弱いので注意。


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すっかり遅くなってしまったがようやくテントイン

冷えてきたのでハイランダーのダウンシュラフにくるまってiPadでダウンロード済みの番組をオフライン視聴。そのまま眠ってしまった。


Hilander(ハイランダー) ダウンシュラフ 600 600g カーキ HCA0277
Hilander(ハイランダー) ダウンシュラフ 600 600g カーキ HCA0277

昨年12月から4月まで自宅で使用したハイランダーのダウンシュラフ600。数年前にコスパ最高と品薄になった製品だがこれが実際めちゃ良い。筆者の感覚で気温 8℃~18℃程度が快適。平地の初冬キャンプなど極寒でないならこれ一択という感じだ。


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鳥がさえずる頃には13℃になっていた

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起床

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明け方まで雨は降ったり止んだりだったが起床時は晴れていた

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なにわともあれエアロプレスゴーでブラックコーヒー


エアロプレス エアロプレスゴー
エアロプレス(AEROPRESS)
2020-04-01



2021年買ってよかったランキング上位になるのは間違いなし。自宅でも毎日、このキャンプでも4回は使っている。もう手放せない。


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清々しい森の中で目覚める幸せ

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顔を洗いに洗い場へ。水は常にでっぱなし。沢から水をひいてるのか冷たすぎる。

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灰・ゴミ捨て場も充実。これはありがたい。

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迷ったが朝からも焚き火をする


今朝方の妻からのLINEが3時間遅れで届く

うちのハムスターのマツコが天寿を全うしたという内容だった。。。


老いを感じてたのは確かだがまさか筆者が不在のときに旅立つなんて思いもしなかった。家事はほとんどしないがマツコの世話だけは毎日やった。ため息がとまらない。


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気づけばマツコの墓標を無心で作っていた

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早く帰って埋葬してやりたいので朝食作りと乾燥撤収を同時進行

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朝食はバターチキンカレーと熾火で炙ったナン。バジルソーセージと豆乳。

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ぜんぜん乾く気配がないので乾燥撤収を諦めコンビニ袋にテントを詰め込む

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撤収完了。

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正午でまだ18℃。

必ずまた来たい胡桃島キャンプ場をあとにする。名古屋を通過したときは38℃だった。



5時間後に自宅に到着。。。


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さらば愛しき友よ


最後は湿っぽくなってしまったが色んな事が起こった胡桃島キャンプ。筆者が野遊びを楽しめるのも家族みんなが健康でいられるから。マツコを弔いながらノンストップで帰ってきた。



おわり。