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お家で満たそう、ブツ欲を。 byえばぬ~

すこし前のFUKUさんのこの動画に衝撃を受け、それを参考にマイベストなスタッキングを密かに実現する企画。悶々とした日常の中で入手したバックカントリーアルミポットが最後の「心の隙間」を埋めてくれた。


もくじ(記事が長いのでジャンプリンク)
  1. 主役はバックカントリーアルミポット
  2. 心の隙間を埋めるために
  3. ウルトラライトクッカー#02に収まるか
  4. マイベストなスタッキング
  5. 着脱式のツルの収納
  6. NPクッカーケース
  7. チタンカップTi570との相性
  8. エバニューアルスト運用
  9. 110サイズOD缶の運用
  10. ソロセット極チタン ハーフスタッキング例
  11. チタントレック900 ハーフスタッキング例
  12. チタンマグポット900 ハーフスタッキング例
  13. 山クッカー角型 史上最高のスタッキング
  14. ストームクッカーS 奇跡のフィッティング
  15. 山フライパン深型との相性
  16. 焚き火鍋との相性



◇1. 主役はバックカントリーアルミポット


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2021年の新製品。かつてタキビストが愛したロータスアルミポット(廃盤品)をエバニュー社が受け継ぎリサイズして復刻。容量650mlの平型。特徴は焚き火に吊るせるところか。





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画像は公式より

馴染みがないので復活の話はどうでもいいが、純粋にソロ炊飯に丁度いいアルミクッカーを探していてこの画像にたどり着いた。

焚き火に吊るす無骨な感じ。ちょっと探してたのとイメージ違うけどめちゃくちゃかっこええヤーン。ということになった。


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こんなんぜったい美味く炊けるやん。
やらんくたって分かる。
だって、目がもうおいしいもん。

この小鍋は用途を選ばない。筆者の場合、専ら固形燃料かアルストの放ったらかし炊飯がメインになると思うが湯豆腐やチキンラーメンもよく似合いそうだ。内径12cmの絶妙なサイズ感に萌える。


しかし、問題はこれが「やつ」にフィットするかだ。もう既にポチってたけど。


話は一旦、さかのぼる・・・



◇2. 心の隙間を埋めるために


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どうしても炊飯特化のアルミ鍋でこの「心の隙間」を埋めたい

ウルトラライトクッカー#02とチタンカップ Ti570の間に生まれる隙間。

全体の構成はFUKUさんのを真似て揃えた。エバニュー製品は高騰してるので大変だったが、あと一つ炊飯の得意なアルミ製クッカーがここに収まればもう言うことはない。

しかし、ここに収まるはずのUL/ALUナベ 700が長期欠品中で入手不可能。再販時期も未定。さすがに悩んだ。せっかちな筆者には地獄の日々。ここは少し大袈裟に言っておく。

そんなことで代用品になりそうなアルミ製クッカーを探しまくる。も、そんな都合の良いものはそうそう見つかるはずもない。やはり待つしかないのか。。と。


そんな悶々とした状態で思いついたのがチタンカップで炊飯する前記事だ。既存の570/400カップで炊飯するスキルを身につければいくらかこの気持ちは和らぐだろうと考えた。






しかし、



◇3. ウルトラライトクッカー#02に収まるか


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新製品のこのバックカントリーアルミポットならサイズ的にいけるかもしれない。

チタンカップTi570を収納できる事は公式で謳ってるので問題ない。知りたいのはウルトラライトクッカー#02にアルミポットが収まるかどうか。

インターネットでくまなく調べるもその事例は見つけられなかった。比較的新しい製品だからか、それとも山行向けと焚き火向けの組み合わせに需要がないのか。

バックカントリーアルミポットはウルトラライトシリーズ#01とほぼ同サイズなので#02にスタッキングすることは普通に考えて可能なはずなのだが。。。


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そこまで懸念する理由は、着脱式ツルのガイドの出っ張り

スタッキングにこれが邪魔にならないか。ただそれだけだ。すでに人柱覚悟なので駄目なら駄目で仕方ない。少し乱暴だがその目的を果たすだけなら突起を切り落としてしまう案もある。しかしそれではこの製品の最大のウリを否定してしまう。


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心臓ドキドキでやってみるも、、、

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くそぅ。やっぱり引っ掛かる~

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いや、まてよ。#02の注ぎ口の形状に僅かな余裕があるぞ。。。

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キタキタキタ、キターーー!

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ミッキティーーーー!!!(なぜにミキティ?)


なぁエバニューさん。これ計算やんな。絶対せやん。

こんな重要なことをなぜ公式に発表しない。そりゃ570カップを収納できるようにリサイズしたのも重要でしょーけどウルトラライトクッカー#02に収納できることも特徴として書くべきでしょ。え、もしかして試されてる?


◇4. マイベストなスタッキング


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どやさ~


外側から(※定価を上回る価格に注意)

全8種のギアのベストスタッキング完成。エバニュー沼ようやく脱出か。

これらの用途についてはFUKUさんとほぼ同じで570/400カップは食器として使う機会が多くなりそう。FUKUさんはトレールカップ280の中にデミタスカップを忍ばせるが筆者はトレールカップで珈琲を愉しむ。ダックノットの革ケースが妙にぴったりなのがお気に入り。

もちろんこれらはその時のキャンプで何を食べるかで変化、あるいは進化していくものである。


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バックカントリーアルミポットはできる子。これもすぐ品切れになるのだろうな。

欠品中のUL/ALUナベ 700は焦げ付き防止加工がされており、FUKUさんも対策されてるようにスタッキングにはやや気を使う。その点このアルミポットはアルマイト加工だけなので気にせずガンガン使えそうだ。真っ黒になってほかを汚しそうなのもあるが。


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2021年12月追記 結局、UL/ALUナベ 700も購入した

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◇4.1  マイベストなスタッキング Ver2.0
  1. ウルトラライトクッカー#02
  2. UL/ALUナベ 700
  3. ウルトラライトクッカー#01(取っ手外し)
  4. チタンカップ Ti570
  5. チタンカップ400FD
  6. トレールカップ280
高騰してたエバニュー製品も現在は少し落ち着いているようだ(2021年12月)。

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待望のUL/ALUナベ 700が定価以下で買えるのでもう必要ないけどポチった。

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フタはULクッカー#02のが互換性あるので問題ない。UL/ALUナベ 700は内蓋式の文化鍋構造なので吹きこぼれ難い。ただし炊飯時は重石が必要だ。

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UL/ALUナベ 700に取っ手を外したULクッカー#01がすっぽり収まる事が判明。

これによりアルミポットを使った前述のスタッキングよりひとつ鍋が追加され6つの収納が可能になった。実用的にそんなに要るのかは別の問題。焦げ付き防止のコーティングの傷つき対策は一応にキッチンペーパーを1枚挟んでおくくらいで充分だろう。

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取っ手を外した#01はリフターで対応してもいい。もとの取っ手は内部に収納しておいて現地で組み立てても良い。#01は小ぶりサイズで注ぎ口があるので予想以上にソロの湯沸かしに秀逸だ。

追記ここまで
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◇5. 着脱式のツルの収納


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アルミポットのふたをして

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ULクッカー#02のふたをしたらアルミポットのツルが余る・・・

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つるはグニッと押し縮めて#02のフタに収納。こうすれば逆さまにしても落ちない。

ベイルハンドルと呼ばれる着脱式のツルは公式ではアルミポット本体に収める事ができるとある。やってみると確かにできるが傷つけずにするにはコツが要るようだ。しかし、そもそも隙間のないスタッキング状態ではこういった別の収納スペースの確保が必要となる。

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はい完成。#02のフタはほとんど浮きも無し。

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なんとも良いサイズ感。

ウルトラライトクッカー#02はソロに万能な900mlサイズ。イメージは袋ラーメン特化サイズ。注ぎ口があるので湯沸かし、パスタの湯切り、レトルト温めに重宝しそう。冬季は湯豆腐や鍋料理も良い。もちろんご飯はアルミポットが担当する。



◇6. NPクッカーケース

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こんなんも買ってしまった。NPクッカーケース#02

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アルミポットにはNPクッカーケース#01がぴったり。ウルトラライトクッカー#02を持っていかない里山ハイクなどに有効だ。

ツルを装着したまま収納はできなくはないが無理やりすぎて美しくない。画像のようにツルを外せば綺麗に収まるがポットに傷がつく可能性あり。気にする人はなにか対策が必要だろう。

ツルは家に置いていくのが自然かな。里山では要らないし。いざとなれば針金で吊ればいいし。針金なんて持ってないけど。

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こういった薄いゴトクや風防を上に置きパッキングするのが実戦的だ


◇7. チタンカップTi570との相性


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話は後戻りするがアルミポットとチタンカップ Ti570の相性について。

エバニュー公式の通りスタッキングは可。ふつうに重ねるという感じではなくググッと奥まで押し込む所作に当初違和感があった。この手応えにAmazonのレビューでもキズが付きそうだの期待はずれだの声が挙がっていたので書いておこうと思った。

この所作を十数回繰り返すと不思議と違和感はなくなる。それどころか筆者は押し込むたびになんとも言えない快感を覚えた。まさにヘンタイ。縁の部分に細かな収納跡が残るものの大きな引っかきキズは見当たらない。

あえて多くを語らないエバニュー社の方針はよく囁かれるがわざわざリサイズしてこの仕様は少し謎めく。きっとなにかを意図するものだと思われるが今は考えても分からない。

ただ、これだけの緻密な精度で製造ムラを恐れない加工技術の自信には驚く。はめ込んだ Ti570が二度と外れないということはもちろんなく、底部分を内側から外側に力を加えることでパコンと気持ちよく外れてくれるので筆者には全く懸念はない。


◇8. エバニューチタンアルストの運用


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エバニューのチタンアルコールストーブ運用とする場合

トレールカップ280を取り外せばアルコールスタンドがチタンカップ400FDにぴったり収まる。

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放ったらかし炊飯はスタンドの上半分を使うのが良い。アルコール30mlで燃焼12分が目安。

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アルコールスタンドは背丈があるのでフタを裏返して収納する


◇9. OD缶110サイズのガス運用


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ガス運用の場合は110サイズのOD缶。これも先程と同じくフタを裏返す必要あり。

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炊飯もいいけど袋ラーメンも良さそう。

角型のサッポロ一番は麺を割って容量的にギリいけるかどうか。丸形のマルちゃん正麺なら直径的にジャストフィットのはず。チキンラーメンなら丁度よい。棒ラーメンなら余裕って感じだろう。

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野山でラーメン食べるならリフター必須。画像のはセリアで売ってるやつ。




せっかくなので、筆者の持っているクッカーでいろいろ遊んでみる。


◇10. 極チタン ハーフスタッキング例


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スノーピーク ソロセット極チタンにハーフスタッキング

チタンカップ570に極チタン小鍋がすっぽり入り気持ちいい。

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お昼ごはんは背の高い極チタンでパスタを茹で、晩ごはんはアルミポットでご飯を炊く。Ti570に丼ぶりとXマグに豚汁。そんなキャンプに良さそうな組合せだ。

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トレールカップにアルコールスタンドをはめ込む秘技はスタッキングの核。

自転車とアウトドアライフさんが編み出したミニマムなアルストセット。筆者もいろいろ試したが工夫すれば15ml燃料ボトル2本とマッチも中に収納できてしまう山歩き用の神セットだ。

それがそのままソロセット極チタンにすっぱり入る。ただしXカップは鍋底深く取り出しづらくなるので最上部に移動する。


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極チタンに半開きにしたXマグをはめ込むことで中のガタツキを抑え、その空間に100ml燃料パウチなどを入れても良い。なにげにシートゥサミットのXマグ/Xカップが活躍する。

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収納にはイスカのクッカーバックMが便利。アルミポットの蓋は一番下に収納。


◇11. チタントレック900 ハーフスタッキング例


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スノーピークの定番チタントレック900も意外にいける
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スノピ祭り。

自宅で嫁が愛用するチタンシングルマグと定番チタントレック900。いつもよりちょっといい牛肉で夜はしゃぶしゃぶと洒落込みたい。あとは焚き火で炊いたご飯だけでいい。デュオにも対応できそう。


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こちらも収納はイスカのクッカーバックM



◇12.チタンマグポット900 ハーフスタッキング例

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エバニュー沼の入り口になったチタンマグのスタッキング
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ほぼエバニュー祭り。

もはや悪意を感じるほど高騰しているチタンマグシリーズ。筆者は価格変動の谷間に運良く購入できたがここまで人気なのは謎。このオールスターな組合せは意外にも用途が思い浮かばない。たぶん食器になる適当なカップがないからかな。

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先程のトレールカップ神セットはチタンマグポット500にも収納できる。



一見無理っぽく思うが、マグポット500の注ぎ口にトレールカップのハンドルの向きを合わせることですっぽり入る。神セット単体でもいいが山歩きならこれで完結。この場合Xカップは収納がキツ過ぎるので参加しない。珈琲はトレールカップで飲めば良い。

あとはチタンマグポット500を900に入れアルミポットをハーフスタッキングして完成。どういったキャンプで活躍しそうかはまだ考え中だが、スタッキングはわりと美しくキマる。

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収納はイスカの袋でもいいがセリアの食器バンド9cmを使った


◇13.山クッカー角型 史上最高のスタッキング


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ユニフレーム 山クッカー角型の大鍋にシンデレラフィットするのを発見!

個人的に最高の1軍ソロクッカーだと思っているユニの角型にまさかのフィッティング。これが嬉しすぎた。見た目がややシュールではあるが。
  • 山クッカー角型(フライパン)
  • 山クッカー角型(大鍋)
  • バックカントリーアルミポット
  • チタンカップ Ti570
  • マルチディッシュ(Ti570の底)
  • チタンカップ400FD
  • トレールカップ280
  • ダックノットアルスト本皮ケース
  • トランギア真鍮ストーブ
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角型の小鍋はお留守番になるが、炊飯担当がアルミポットに置き換わるので無問題。

大鍋、小鍋、フライパンの3ピース構成で素晴らしい功績を残してきた山クッカー角型3。何のためにと言わんばかりの9ピース構成で究極の進化を遂げる。真なるマイベストスタッキングはこっちだったかもしれない。

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角型の蓋はほんの僅かに浮くが無視できるレベル

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同社山フライパン深型にはめ込めば更にシュール



◇14.ストームクッカーS 奇跡のフィッティング


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じつはアルミポットはトランギアストームクッカーSの小鍋にも収まってしまう。

普段はトランギアのケトル0.6Lを入れてるが、先人から得た情報でアルミポットがシンデレラフィットするのが分かった。例の突起がわずかに干渉するがキツくはないので簡単な対策で大丈夫だろう。

  • ストームクッカーS
  • バックカントリーアルミポット
  • チタンカップ Ti570
  • マルチディッシュ(Ti570の底)
  • チタンカップ400FD
  • トレールカップ280
  • ダックノットアルスト本皮ケース
  • トランギア真鍮ストーブ

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ストームクッカーSにスタッキングするのが最強かも説

アルミポットと1Lの鍋が2つ。そしてなんと言ってもトランギアのフライパンが実装されることでキャンプ飯作りの死角がなくなる。収まりは純正そのもの。

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ストームクッカーSに忍ばせたアルミポット炊飯もぜひやってみたい。


◇15.山フライパン深型との相性


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フライパンで死角なしというのならユニフレーム山フライパン深型はどうか。

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山フライパンのテフロン加工を傷めないようにNPクッカーケースを装着する

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蓋は少し浮くがセリアのまとめバンドで縛れば問題なし


◇16.焚き火鍋18cmとの相性


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ユニフレーム焚き火鍋18cmにはこんな感じ。NPケースが勃起してるのは気のせい。

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こちらも蓋が浮くのでバンドで縛る

もはや無理に纏める意味がないように思うが鍋料理を本格的に愉しみたいときはこの組合せとなる。




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抜群のサイズ感。そして抜群のスタッキング性。

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一か八かだったけど購入してホント良かった。



まだ使ってもないけど。



追記

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朝から固形燃料で炊いてみた

ふつうにやっても面白くないので今回はB-PALの付録をゴトクに使用。やはり30gの燃焼時間が長すぎてオコゲが多めになったがチタンカップ炊飯よりも芯までふっくら炊きあがってまずまずの手応え。

正直言って、放ったらかし炊飯は時の運。経験を積むほど大雑把になり失敗しやすい。筆者だけかもしれないがその日の炊きあがりはおみくじに近しい。どんな結果が出ても楽しいものだ。





おわり。