お気に入りのDEKA 20CVが3本になったので紹介。

軽快な開閉操作が気持ち良いホーグのDEKA。手遊び要素・品質・サイズ感ともに個人的用途で文句なし。裏山ハイクからクルマ旅までどこにでも連れていける軽量ナイフ。好き過ぎてカーボンのコレクターシリーズにも手を出してしまった。

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ブレード形状は2種。クリップポイントとウォーンクリフ。

Hogue は Made in U.S.A.の高品質を誇りにするガングリップメーカー。ナイフ製造も一流で米軍支給や世界大手ヘッケラー&コッホ( Hechler & Koch) や シグザウエル(SIG SAUER )にOEM供給するブランドとしても有名。ホーグナイフは傑作揃いでなかでもDEKAの人気は登場時から注目を浴び続ける。

2018年にベンチメイドのアクシスロックの特許期限が終了し2019年にHogueがいち早く同ロック機構を搭載したDEKAを発表。バグアウトを意識したモデルであるのは間違いなくサイズ感や使用用途が一致する。マニアからもバグアウトキラーと称されたのはホンモノと認められた証だろう。

むろん後出しだけあってノーマルのバグアウトの弱点を補いつつハイスペックで米国定価も高い。日本では知名度の高いバグアウトが圧倒的人気だが、個人的にベンチメイドは無駄に高い感があるのでDEKA推し。とはいえ、USメイドナイフ全体が値上がり傾向なので何とも言えないところでもある。


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現行は第2世代。ハンドルのビスが少なくなりディープポケットクリップに変更された。


DEKA は超プレミアム鋼材の CPM-20CV と最近話題の CPM-MagnaCut モデルのふた手に分かれる。20CVモデルはG10ハンドル、新マグナカットモデルはポリハンドルで価格が抑えられた。それぞれブレード形状がクリップポイントとウォーンクリフ。2鋼材 ×2形状 × 4色 = 全16モデル。

■国内ナイフ専門店 購入可能ページ(シェフィールド 16種、旧世代もあり)

高知県のシェフィールドには20CVモデル、Magnacutモデルともに各種在庫が豊富。単色/積層G10ハンドルの20CVモデルについては旧型(初代)のDEKAもまだあるようだ。購入の際はまずどちらが希望か問い合わせしてみるのが良いかと。


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Deka Manual Folder (Collector Series): 3.25" Clip Point Blade - Black Cerakote Finish, Black Carbon Fiber Frame & Green Tritium Insert

日本未入荷のため米国 DLT Tradingで購入。さすがに高額だったがカーボンファイバーの質感がたまらなく良くて買って正解だった。とにかく豪華で家宝級。


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暗闇で威力を発揮する(かもしれない)自発光のトリチウムが面白い。

まぁ面白いだけだけど。それよりも放射線レベルで入国に引っかかったらどうしようかと不安だった(もちろん人体影響なしなのだが日本の基準が厳しそうなので)しらんけど。

■コレクターシリーズ 海外通販可能ページ(DLT Trading


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Deka Manual Folder: 3.25" Wharncliffe Blade - Tumbled Finish, G-Mascus Blue Lava G10 Frame

いちばん最初にグローイングさんで購入した積層G10ハンドル。エッジラインが方向転換するウォーンクリフが特徴的でリバースタントーも目を引く。削り出しで浮き出した青い溶岩と言われる模様も美しくカラバリも豊か。デザイン・品質・軽さ・使いやすさ・手遊び要素すべてが満点でこのナイフで虜になってクリップポイントも欲しくなってしまった。

グローイング 青溶岩20CVワーンクリフGEN2


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Deka Manual Folder: 3.25" Clip Point Blade - Tumbled Finish, Solid Black G10 Frame

あえての黒銀がカッコ良い。一見チープに見えるけどよく見れば圧倒的高性能。まさに分かる人にしか分からない謎の優越感。というかただの自己満足ですな。

20CV鋼材は世界トップレベルの刃持ち。研ぐのに骨が折れそうだがそれは遠い未来の話。ただ硬い鋼材はエッジ欠けが起こりやすいのであまり無茶な使い方はできない。欠けてしまったら普通の砥石では研げないのでダイアモンド砥石が必要。もうすでに経験済みだけど...