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たこ焼き屋さんとコラボ。全長約10メートル。

久々の更新。各方面から心配のお声を頂き感謝と謝辞をこめ近況報告。筆者は普通に元気だし肝心の超ショートもまだちゃんとある。特筆すべき事もないが先日の事と近況を独白する。

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実は転職しました。全国どこでも行きます! という案件ではない。

のちの新宿一等地に構える巨大ビル「かくみちコンツェルン」。たこ焼き屋から始め、わずか10年で日本経済を動かすほどの大企業に成長させた男の物語。

という妄想。いくら何でも遅咲きすぎる。

この車両は加工フルトレーラという形状のもので分かりやすく言うとキッチントレーラ。お祭りイベント会場で見るような見ないようなヤツ。自分も詳しくなかったが加工フルトレーラの定義はキャンピングトレーラーからベッドとコンロを除いた規格らしい。

今回は友人の紹介でたこ焼き屋の主人から持込車検の依頼を受けた。画像はちょうど陸運支局に向け出発するところ。もちろんご本人から承諾をもらい掲載している。なかなか珍しい車両なのでこういった依頼はちょっと嬉しい。


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最初はジムニーシエラで移動してたが、

トレーラ重量が680gということもありケツが左右に振られて安定しない。無理という事ではないが山こえ谷こえ陸運支局まで辿り着くのはストレスなので久しぶりに3トン級の超ショート登場。ちなみに正規の相棒はタンドラだった。

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トレーラーのフレームはヨーロッパを代表するAL-KO社製。以前自分が使ってたカーゴトレーラーと同じで慣性ブレーキ付きアクスル。1トンでも余裕で耐えうる信頼のフレーム。

上モノは恐らく中国製で大阪の何とか言う有名ビルダーが手掛けたキッチンカー。ルーフ部はステンレスでサイドは鉄板張り。前面と販売窓口になる透明部は純粋なガラス製でキャンピングトレーラーによくあるアクリル製ではない事に少し驚く。ステンレス製ルーフと言い車両はそこそこ重い。


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55分で陸運支局へ。びくともしない3トンボディが頼もしかった。

8ナンバー特殊車両の積載なしなので車検は2年おき。費用は重量税8,200円、印紙2,300円と自賠責保険料5,430円だったかな。車内装備(調理場の面積など)の確認はあったがいつもどおり30分ほどで滞りなく車検は完了した。

あとは追加で依頼を受けたマックスファンもどきの増設。たこ焼き屋さん曰く煙と熱気が凄いので2つ目の換気扇を取り付けて欲しいとのこと。そこはキャブコンを駆る器用な友人K君にお願いしておいた。天井がステンレスなので一筋縄ではいかなそうだけど。。。



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ここからは過去画像


話は変わって、

超ショートの方は相変わらず稼働率が低い。主役が動かない以上ブログが滞るのは当然である。家族が成長してどうのこうの条件反射のように言ってきたが今更もう悲観するような心境はない。くよくよするのもそれなりのエネルギーが要るし何より成長そのものは喜ばしい事でなければならない。


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一人旅の車中泊もそれなりに満喫してるし、

ってホントは全然行けてないんだがそれはそろそろ本気出すって感じ。


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近況は娘のバスケの試合で月に一度あるかないかのペースで高校生を乗せ100Km程度を巡航するくらい。趣味のナイフコレクションにおいては相変わらず活発でそのYOUTUBEの撮影で初めて入手したエントリーハイエンドのミラーレス一眼にもハマった。

偶然とはいえそのカメラが重宝しており部のチームメイトから喜ばれているらしい。SNSライクな今どきの高校生は動画よりも静止画の需要が高くスマホでは撮れないクオリティに惹かれるようだ。ただ激しい屋内スポーツを明るく撮影するレンズの価格には背筋を凍らせた。筆者はカメラ小僧ならぬカメラじじぃとして大きなレンズを振り回してたので気持ち悪いじじぃと認識されてなかった事だけは安堵している。


それもほんの束の間。もうすぐ娘は引退を迎える。そうなればバスの需要は・・・


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休日は荒れた林道をシエラで駆り山奥で日帰り野営的な遊びを好んだ。コロナの巣篭もり事情もありバスとの縁はますます遠くなった気がする。いや、最近はその野遊びもサボっていて自宅に籠りインドアを満喫してる方が多いか。

自称にわかアウトドアマン。その本性はアニメやラノベ小説で1日を費やすヲタ。自宅から1歩も出ない休日を自慢げに話すこともある。しかし、ふと思うのはそれは別に超ショートでもできるということ。元来、動ける「オレの個室」という魅力を再認識する兆しなのかもしれない。


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だらだら車内で過ごすのも良いが一歩出れば星空や焚き火を楽しめる。

家族遊びから独り遊びにシフトチェンジしてようやく確立したはずだった醍醐味もいつの間にか薄れてしまっている。我が子は三人とも受験生になり、ますます居心地が悪くなる。そこは脱出と言う目論見でダメ親父ぶりを発揮するのも良いだろう。そろそろ本気出すって感じか。もうええって。



超ショートのメンテナンス事情。

キャンピングカーの命とも呼ばれるタイヤとバッテリーの劣化具合が気になる。どちらももうすぐ10年目となり物理的限界が近づいている。

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今更ながら万年スタッドレス作戦は大正解で次回も迷うことはない。とはいえ走行距離も少なくカーポート駐車でタイヤの劣化は殆どない。ひび割れもなく7分山。まだまだいけそうな雰囲気はあるがゴムの硬化は少しだけ感じる。突然のバーストだけは勘弁願いたいものだ。


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メインバッテリーとサブバッテリーについては、

それぞれCTEKと未来舎充電器で充電しっぱなし。走行する以外は片時も充電を外した事はなくもう7年もその状態。この異常とも呼べる作戦も全くトラブルなく現在のCCA値も目を疑うほど良好だ。

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充電器に頼らなかった場合筆者の使い方では3年もたないだろう。ただ、やはり10年という物理的な問題においてバッテリーの突然死はいつくるやもしれないので注意しておきたいところだ。

しかし、

バッテリーとタイヤの出費は数十万となり家計的に大打撃になる。間もなく支払わなければならない税金もある。すでに初度年から13年経過で高くなってるし車検も重量税も然り。殆ど乗らない超ショートの多大な維持費は家内から無言の猛烈な批判を買うが無理もない。

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これからどういう末路を辿るのか。トリプル受験のその後を考えただけでも恐ろしいしここらが潮時という選択肢はある。もちろん手放す意思は全くないが一時抹消をしておく案は常に考える。しかし筆者の性分上それは我慢ならないので最後の手段になるだろう。


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減価償却については肩身が狭い思いがあった。もとはとれてないと思っていた。

しかしこうやって過去の家族写真あるいはブログの過去記事を見ると楽しかった日々の多さに気付かされる。そのフラッシュバックは意外なほど多く鮮明で今まで感じたことがないような自負が芽生え始める。あるいは一定以上の成果はあったのだろうか。

もうあの頃に戻れることはないからか不思議なものである。

小さかった子供たちは連れられるがまま文句ひとつ言わずよく付き合ってくれた。今思えば怒涛の弾丸旅行ばかりですごく忙しかった。家族のバス遊び後半は旅行よりもファミリーキャンプが多くなったのでそれに関してはゆったり出来たと思う。

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薪ストーブで過ごした4年連続の年越しキャンプ


心残りと言えば諸事情で中止にしてしまった北海道のくるま旅

全てのキャンカー持ちが憧れるソレである。当時落ち込んでる筆者をみて家内が「年老いてから二人で行こう」と誘ってくれた言葉がある。なるほどその方がゆったり北海道を楽しめる。と心が晴れていくのが分かった。でも恐らく当人はそんなことは忘れてる。それどころかその時が来たら怖い顔で却下する可能性の方が高いだろう。

だいぶ先だと思ってた定年後の未来も薄っすら見えてきた。在り来たりの夢であるが北海道然り、超ショートで全国の旅に出てみたい。労働から開放された利を活かすのも当然で帰宅日は未定。家内が嫌がるのなら一人旅でも構わない。子犬でも連れて何ならそのまま現地の人になってやる。

まぁ現実はそううまくいかないが何よりそれまで超ショートを維持することが大切。定年まであと10年ないので物理的には問題はないが前述したお財布事情だけ。抹消する小休止も視野に入れいけるところまではいくつもり。手元にあるのに乗れない歯痒さに耐えられる気はしないが。


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そんな苦しいなら売れば良いじゃないかというが、それは違う。

たしかにそれを元金にもう少し小さい車両に乗り換えてクルマ旅を愉しむ事もできよう。維持費も安い。しかし筆者にとって超ショートはすでに人生の一部。それは自分の残り寿命を売る行為に等しく大金をもらったところで虚しいだけ。超ショートの価値がそれなりにあるのは嬉しい事だが自分の中では次元の違う話であくまでもプライスレスな存在なのである。


で、、、いくらなら買いますぅ?(笑)



とある人物が言ってたことに感銘を受けた。「とりあえず超ショートは安全運転ができるまで。年老いて身体的に限界を感じるまでは所有していたい」。

未来のことは分からないがまだまだ長い付き合いになりそうだ。